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水回りの防汚コーティング

トイレの便器や、洗面台は、水が流れる面は親水性のコーティングで汚れがつきにくく、ついた場合も簡単に流れるようにします。外側は撥水性を高め、より汚れをつきにくくします。
洗面台やお風呂場の鏡も水垢がつきにくく、お手入れが簡単になります。
ハンドドライヤーなどのプラスチック製や金属製の設備にもコーティングは施工できます。
また、フレイムボンドを使うことによって、コーティングの定着を強固なものにすることもできます。

水回りコーティングの種類

  • 親水性防汚コート
  • ガラスコート
  • フレイムボンド

便器の防汚コート(フレイムボンド施工)

トイレ全般の防汚コーティングです。
用途や便器の内側か外側、親水性か撥水性かに分けてコーティングします。
釉薬処理された便器(衛生陶器)は通常のコーティングが、やや接着しづらいのでコーティングのまえに、フレイムボンドを使用し「酸化ケイ素」を素材表面に化学結合させ、防汚コーティングの密着を飛躍的に向上させます。

下準備

まず、一般的な便器のクリーニングと同様に研磨などで便器を綺麗します。次にコーティングは水分があると定着しにくいので、水が流れないようして、しっかり水分を拭き取ります。
その後はイソプロピルアルコールなどで脱脂します。

フレイムボンド(コーティング補助)

バーナーの火に含まれるナノオーダーの「酸化ケイ素」を陶器の表面に科学結合させて、コーティング剤の密着を飛躍的に向上させます。
バナーの火は比較的低温の1,300℃ですので、施工面の素材や見た目を変化させずに施工することができます。
施工面を軽く2往復する程度で簡単に施工することができます。

ガラスコーティング(親水性)

フレイムボンドの施工後、すぐにコーティングを施工します。
便器内は水が流れやすくまた、水滴等が弾けにくくするために親水性のガラスコートをコーティングします。
専用のスポンジをしようして、全体に塗り漏れがないように塗ります。塗りムラは後に拭きあげますので、それほど気にしなくても大丈夫です。
 

拭き上げ

コーティング後、3分程度待ちます。
3分後に専用のクロスで拭き上げます。
全体にムラなく拭き取りますが、コーティングは非常に薄いまくですので、前行程で塗り漏れがなければ、拭き上げてもしっかりコーティングは施工されています。
拭き上げ後は最低2時間は触ったり、水を流さないで下さい。

便器外側のコーティング

外側は通常時水を流さないので、撥水性のガラスコートをコーティングします。
使用するコーティング剤は2液がセットで、一つは研磨剤。もう一つがコーティング液ですが、動画では研磨済みの便器にコーティングしていますので、研磨剤は使用していません。
施工は通常の研磨、クリーニング後、しっかり脱脂してから付属の専用用紙にコーティング液を含ませて外側全体に塗ります。

便器外側の拭き上げ

便器の内側と同様に3分ほど経ってから拭き上げます。
こちらも吹き上げ後は2時間以上触らないようにしてください。

洗面台の防汚コート

洗面台の防汚コーティングです。
使う頻度の多い洗面台は水垢、手垢がつきやすいので、下準備をしっかり行ってからガラスコーティングを施工します。

下準備(研磨)

洗面台の水分を軽く拭き取った後に、専用のスポンジと研磨剤を使用して研磨します。研磨といっても素材を傷つけることなく水垢を取り除きます。
スポンジの黒い面に研磨剤を適量つけて比較的力を込めて、「キュッキュッ」と音がなるくらいの力で研磨します。
動画の後半でご確認いただけますが、研磨をした手前側は洗面台の本来の親水性が復活し、奥側は水を弾きます。手前側のように全体が親水性になるよまで研磨します。
研磨後は、イソプロピルアルコールで脱脂します。

防汚コーティング

ガラスコーティングを施工します。
ガラスコートの成分は施工面が濡れていると接着しにくいので、完全に水分を拭き取ります。
その後、専用の用紙に適量コーティング剤を染み込ませ、洗面台全体に漏れなく塗り込みます。

拭き上げ

コーティング後、10分程度待ってから拭き上げます。
全体にムラなくなるように専用のクロスで拭き上げます。
拭き上げ後は、最低2時間は触ったり水を流さないようにします。
コーティングは半年から1年くらい持続します。
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(日本標準産業分類 8641)
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